2024年12月27日
こんにちは。衛生士の照屋です😊
今回は歯科で行われている歯周治療の検査についてお話しします
歯周治療では、様々な検査で患者さんの状態を把握します。
検査の結果から、現在のお口の中の状態やリスク、将来に起こりえる事などを読み取ることで、
個々の患者さんに合ったアドバイスや適切な対応を行っています。
お口の中の状態は、日々変化するものなので、定期的に検査を行い治療や予防に活用しています。
当院で行なっている検査として
①パノラマ/デンタルエックス線写真
②口腔内写真
③歯周組織検査(プロービング/出血/動揺/プラーク付着率)
があり、検査では見えないような患者さんのバックグラウンドやリスクファクターをハミガキ指導の時間等で、生活習慣や全身疾患、飲んでいるお薬、ご家族の事、患者さんのご希望や想い。などをお聞きし、より多くの情報から個々に合ったアプローチを考えています。
歯周病は慢性疾患であり、生涯にわたってお付き合いしていく病気です。
治療の主体は患者さんです。
私たちは、歯周病という病気やご自身の口腔内に関心を持ち、よりよくしていくための
お手伝いをしていきたいと思っています。
そのために上記の検査等を行い、お口の変化に対応してます。
ぜひ検診にいらしてください🎍
2024年10月23日
こんにちは!
9月にいわさき歯科医院に入りました、歯科衛生士の丸井です。
結婚を機に、長崎から引っ越してきて、福岡での生活にも少し慣れてきました。
最近頑張っている事はお料理です。
新婚生活もお仕事も楽しみながら明るく元気に頑張ります!
よろしくお願いします!!
2024年10月18日
患者様へのお知らせ
当院は、開院以来、患者様の利便性に配慮して院内処方を行なって参りました。
しかし、コロナ禍以降、多くの薬剤の安定供給が困難な状態(出荷規制)となっており今後もこの状況はしばらく続く事が予想されます。
そのため、今後当院に通院されている患者様へ処方する薬剤が滞りご迷惑をおかけすることのない様に、2024年11月より院内処方を中止し、院外処方箋を発行することと致しました。
患者様には、処方箋発行から4日以内に最寄りの調剤薬局でお薬をお受け取りいただきますようよろしくお願い致します。
患者様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2024年10月3日
こんにちは☀歯科衛生士の清水です🦷
少し前から高齢者施設👩🦳👨🦳に口腔ケアに行くようになり口腔乾燥している患者さんが多いなと感じるようになりました。
加齢に伴う唾液分泌低下の原因として
①口腔粘膜の変化
唾液分泌量の減少と唾液腺状の変化によって高齢者の口腔粘膜は傷つきやすく、傷も治りにくくなります。
②舌の変化
糸状乳頭の数が減り、上皮が薄くなり、唾液の減少にともない炎症がおこりやすくなります。
③味覚の変化
味蕾という味を感知するものが減少したり味細胞の機能低下により味覚が低下して食べ物の好みが変化します。
外来の患者様でも『最近すごく口の中が乾燥する』とおっしゃる方も多いです😿
以前ブログでもお話ししたように
ムーカスという機械を使用し舌の上に2秒程置くだけでお口の中の粘膜がどれくらい潤っているかが分かります
30分くらいあれば他の口腔機能の検査が出来るのでぜひ少しでも気になる方はお声掛けください🎃🎃
2024年9月17日
こんにちは🌞歯科衛生士の北畑です。
まだまだ残暑厳しい日が続きますが、皆さま体調にお気を付けて過ごされてください。
今日は、お口の中の歯茎からの出血について、歯周病のお話です🦷
口腔内には数百種類にも及ぶ細菌がいるといわれますが、その大半は、実は悪さをしないようです。
つまり、何種類かの特定の細菌が歯周病を引き起こしているとのこと。
その中でも代表的な歯周病原生細菌が、ポリフィロモナス・ジンジバリス(以降P.g菌 Porphyromonas gingivalis)です。
この菌は糖類を代謝できないので、生育にはタンパク質やアミノ酸を要します。
それらを代謝した際に生じる有機酸などが悪臭となり、歯周病の患者さん特有の口臭の一原因となるのです。
歯周病を診断するためには、細い針状の目盛りが付いた器具(プローブ)を歯と歯肉の間の溝の”歯周ポケット”に差し込み、その目盛りの深さを読み取っていきます。
その際、出血があるということは、歯肉に炎症があり、血液に含まれる鉄分を栄養にして一気に数を増やす特徴をもつP.g菌がいるということになります。
P.g菌は、生体の主力である白血球の働きに抵抗する【ジンジパイン】という酵素を産生し、歯周病特有の悪臭の元を作り出します。
毛細血管内にもP.g菌は侵入し、全身の臓器の疾患の発生や進行にも悪影響を与えていると考えられています。
現在分かっているだけでも、アルツハイマー病、糖尿病、非アルコール性脂肪肝炎、肝硬変、心房細動、動脈硬化、関節リウマチなどの病気の誘発に関与し、梗塞を引き起こす可能性があるようです。
つまり、炎症が進行しないように、日々のブラッシングや、歯科での定期的な検診が重要になってくるのです。
検診時の検査の説明など、医院ではわかりやすく行うように心がけております🏥
ご不明な点や気になることがあれば、お気軽にご質問ください!!
2024年8月6日
こんにちは、歯科助手の高橋です。
今年の6月からCAD/CAMインレーの光学印象が保険適用されました。
☆光学印象とは?
従来の印象(歯の型取り)とは違い、お口の中を口腔内スキャナー(IOS=IntraOralScanner)でスキャンして3Dデータをデジタルで取得する型取りのことです。
☆従来の方法とIOSの違いは?
通常歯科医院で詰め物やかぶせ物を作るときは、粘土のような材料をトレーに盛りそれを口の中で歯に押しつけて型を取らなくてはいけません。この型取りが苦手という方も少なくありません。一方、IOSではスキャナー(小型カメラ)で歯をなぞる様にスキャンするだけで簡単に歯や粘膜のデータを取得することが可能です。
☆IOSは精度が高い!
従来の型取りは、型取り時の変形だけでなく、石膏にした時の硬化膨張もあるため変形があります。しかし、スキャンには変形がほとんどなく、精度の高い詰め物やかぶせ物が作成可能です。また、データをPCに取り込みすぐに発注ができるため、型取りからセットまで迅速に行うことができます。
☆IOSを使うメリット!!
・患者様の負担軽減
・治療の精度向上
・治療時間と治療期間の短縮
・人為的な作業ミスの回避
IOSは、国内では10%の歯科医院で導入されているとみられ、年々増加傾向にあるそうです。
当院では2020年からIOS(Dentsply SironaのPrimescan)を取り入れており、すでに200名以上の方がIOSでかぶせ物や詰め物を作製しております。(保険適用外)
CAD/CAMインレーの光学印象が保険適用されたことにより、いわさき歯科のIOSは、今まで以上に活躍しています✨
口腔内スキャナー(IOS)を併用した歯科治療に興味のある方や詳しく知りたい方は当院へお越しください😊
2024年6月27日
こんにちは。歯科衛生士の田中です✨
今回は《口腔機能低下症》についてお話ししたいと思います。
口腔機能低下症とは・・?
加齢だけだはなく疾患や障害など様々な要因によって、
口腔の機能が複合的に低下している状態を口腔機能低下症と言い
70代の8割、40代でも4割弱の方が口腔機能低下症だと言われています。
このような症状はありませんか?
『最近硬いものが食べにくくなった』
『お茶や汁物等でむせることがある』
『口の中が乾きやすくなった』
多く当てはまれば口腔機能低下症の可能性があります❕❕
口腔機能低下症が進むとお口の中の症状だけではなく
全身の健康に関わる問題になってしまう可能性があります。
いわさき歯科では
噛む力(そしゃく能力)の測定や
舌の力(舌圧)の測定など総合的に検査を行っております。
少しでも気になる症状がある方はもちろん、
症状のない方でも65歳を過ぎたら定期的な検査と早めのケアをお薦めしています。
是非お気軽にスタッフにお問い合わせください✨
2024年5月31日
こんにちは。受付の酒井です。
今回はルシェロ歯みがきペーストが新しくなって発売されましたので、ご紹介いたします♪
その名も『ホワイトプレミアムケア』✨✨
ステイン(着色汚れ)を分解して浮かせる「弱アルカリ性」のペースト、歯よりもやわらかく高濃度に配合された「Lime粒子(清掃剤)」、タバコのヤニを溶解除去する「ポリエチレングリコール400」の3つの力で歯を白くします。
また、う蝕の発生と進行を予防する「モノフルオロリン酸ナトリウム1450ppmF」と知覚過敏を予防する「乳酸アルミニウム」の2つの薬用成分で歯を守ります。
¥2200(税込) 香味:グリーンシトラス 受付にて販売してますので、お気軽にお問い合わせください♪
2024年5月16日
こんにちは、衛生士の谷山です。
春らしく暖かくなってきましたね😊
今回は『歯ぎしり・食いしばり』についてお話しします。
朝起きた時に顎が疲れていたり、だるいなどの症状はありませんか?
それは、夜中の歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。
また、就寝時だけでなく日中の歯列接触癖(集中している時などに上下の歯を嚙み合わせてしまっていること。通常上下の歯は約1~3㎜程度離れている)が原因でお口や体の健康に影響を及ぼしていることがあります。
歯ぎしり・食いしばりは3つに大別されます。
①グライディング⇒ギリギリと歯をすり合わせる(歯ぎしり)
②クレンチング⇒上下の歯を強く噛みしめる(食いしばり)
③タッピング⇒カチカチと歯を素早く打ち鳴らす
歯ぎしり・食いしばりを放置すると、様々な不快な症状を引き起こしてしまう恐れがあります。
【口周りの不調】
・顎関節症(主に歯ぎしりが原因の場合が多い)
・顔の変形(片側だけの食いしばりをしている人が一番危険です)
・顎周りの筋肉疲労(顎がだるいなど)
・骨隆起(一部分の骨が膨らんでこぶ状になったもの)
・知覚過敏(歯の表面のエナメル質が剝がれ、内側の象牙質の露出が原因で起こります)
・歯の破折
・歯周病の悪化(歯を支えている顎の骨に負担がかかり、骨の吸収が急激に進みます)
【体の不調】
・頭痛
・肩こり
・めまい
・全身の倦怠感など
歯ぎしりや食いしばりは一種の癖なのですが、ストレスの代償行為と言われています。
ストレスを感じると、発散させるために歯ぎしりや食いしばりをしてしまいます。
精神的なストレスは歯ぎしり・食いしばりを強くする原因の1つです。
【対処法】
①スプリント療法
歯ぎしりや食いしばりを無理に止めることはストレスの発散を妨げるという見解もあるため、現在では就寝時に『マウスピース』をつけることで歯や顎へのダメージを軽減します。
②ストレスの発散
③自己暗示療法(歯列接触癖に有効)
歯列接触癖による日中の食いしばり対策は、まずは自分で気が付くことです。時々意識して食いしばっていないか確認してみましょう。もし気が付いたら、顎の力をぬいて上下の歯をはなしてみてください。何かに集中している時に起こしやすいので、ご自身でくいしばらないように常に暗示をかけるようにすることもコツです。
何か気になる症状がございましたら、お気軽にご相談ください。
2024年3月12日
こんにちは。衛生士の照屋です😊
今回は歯周病の治療についてお話しします。
歯周治療の基本は「プラークコントロール」です。
まず、歯周病は歯周組織【歯肉(歯ぐき)歯槽骨、セメント質、歯根膜】に起こる炎症性疾患です。
炎症が歯肉に限局→歯肉炎。炎症が歯周組織に広がり歯槽骨が吸収され、付着の喪失を伴う→歯周炎。に分かれます。
いずれも《プラーク》が関わっている事が分かっています。
健康な人が口腔清掃を中止すると、歯肉に炎症が発症し、口腔清掃を再開すると一週間程度で健康的なお口に戻ることが確認されています
歯周病の主たる原因は《プラーク》で、そのコントロールが歯周治療のカギとなります🔑
プラークは食事をすればすぐに形成される為、毎日の歯磨きがとても重要となり、自分自身で《プラークコントロール》を行わなければいけません。
つまり歯周治療の主体は患者さんご自身となり「安定した状態を生涯維持し、患者さん自身が自分のお口で生涯にわたって食べられる」という
目標を私たちがサポートさせていただいているということになります。
個々の患者さんに合ったプラークコントロールを提案し、それを取得してもらうことが大切になってきます。
お口の状態も、生活環境や年齢で変化していくので、私たちが定期的に状態を確認し、その状態に合わせて修正できるようサポートします。
お口の中にお困り事があってもなくても、一度検診にいらしてください。
お待ちいたしております😊🌸