ブログページ|福岡市西区で歯科をお探しの方はいわさき歯科医院まで

THCは知っていますか??

2022年11月25日

こんにちは、衛生士の北畑です。

12月に入り、少し気温が下がってきました。

朝晩の寒暖差で体調を崩さないようにご注意ください。

 

『THC』という単語をご存知でしょうか?

『THC:Tooth Contacting Habit=上下歯列接触癖』のことをいいます。

 

私たちは飲食時や会話時、緊張時、重い物を持つ時、運動をしている時などで歯の接触が起こります。

その接触している時間は、1日20分しかありません。

通常は、安静時に1~3mm程度の空隙があり、歯と歯が接触しないようになっています。

ですが、このTHCは常に上下の歯と歯が接触し続け、習慣化してしまう癖なのです。

 

日常生活の中で、上下の歯を無意識に噛みしめてはいませんか?

20分程度しか接触していないはずの歯を何時間も接触させていると、筋も関節も徐々に疲労していき、

その状態が続くと痛みが出やすくなります。

 

「くいしばり」や「噛みしめ」は強い力で噛み合わせますが、THCは比較的小さな力で作用する時間が長いため、

気づくことが難しいとされています。

パソコンやスマホの使用時、テレビを見ている時などの何かに集中している時に起こりやすく、

他にストレスや緊張なども原因であると考えられています。

 

THCを止める最も効果的な方法は、唇を閉じた状態で歯の接触を離すことを意識することだそうです。

「唇を閉じて、上下の歯を離し、顔の筋肉を抜くこと」を練習して、改善することができるとのこと。

また、アゴの関節とお口周りの筋肉をリラックスさせるためには、【あいうえべ体操】も効果的です。

あいうえべ体操は、舌の筋肉(舌筋)をはじめ、口元の筋肉が鍛えられる体操です。

顔のたるみ、しわの改善による美容効果、脳の血流をアップさせるなど、多くの効果も得られるとされています!!

 

 

日常のふとした時の歯の接触ですが、ストレスなどで強く噛みしめていないか、ずっと力が入ったままになっていないか、

いま一度ご自身で気にされてみてはいかがでしょうか?

もし気になることがあれば、いつでもご相談ください。