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親知らずの痛み(智歯周囲炎)とは

2022年3月14日

皆様こんにちは。歯科衛生士の谷山です。
寒さが少し和らぎ、春の足音が少しずつ近づいてきていますね。

私は先日、10年振りに親知らずを抜歯しました。
左上の親知らずが1本残っており左下に噛み合う歯がなかったので、左上が年月をかけて下に伸びてきたことにより痛みが出てしまいました。

本日は親知らずについてお話をさせて頂きたいと思います🦷

親知らずとは、18歳以降くらいに前歯から数えて8番目に生えてくる一番奥の歯のことです。歯科では『第三大臼歯』や『智歯』と呼ばれています。

 

基本的に4本生えてくると言われていますが、必ず4本生えてくる訳では有りません。
生まれつき欠損していたり、骨の中に存在していても何らかの理由で生えてこない場合もあります。
親知らずが正常な生え方をしてしっかりと上下の歯が噛み合っているときや完全に骨の中に埋まっている状態で生えてきていない親知らずは抜歯の必要はありません。

ですが、以下のような場合は抜歯の対象になります。

①親知らずがむし歯でボロボロになっている。

②智歯周囲炎になっている(親知らずの周りの歯茎が雑菌によって炎症を起こしている状態)

③親知らずがあることで手前の歯がむし歯になっている。

④親知らずの噛み合わせになるはずの親知らずが存在しておらず、上または下に伸びてきてしまっている。

 

炎症や痛みが強い時は麻酔が効きづらく、抜歯後の傷の治りが悪くなったり痛みが長引いたりしやすいです。

親知らずに気になる症状がおありの方は、早めの歯科受診をお勧めいたします。